メトロ・RER・バス共通チケットチケプリュス(Ticket t+)について
共通乗車券 チケプリュス(Ticket t+)とは
パリ市内のメトロ・RER・バスの全てに使える乗車券をチケプリュス(Ticket t+)といいます。チケプリュスがあれば、メトロ、RER、バス、トラムのどれにでも使え、パリ市内ゾーン(エリア)区間であれば同じ切符で乗車・乗換えすることができます。チケプリュスの詳しい説明については、下記の記事をお読みください。
ここでは、実際にチケプリュスを券売機で買う方法を画面順に説明します。
券売機でのチケプリュスの買い方
まず、鉄道やメトロの駅または大きなバスターミナルで券売機を探します。大きく「Tickets」と書いてあり、その隣に「M(メトロの意味)」「T(トラムの意味)」「B(バスの意味)」「RER」という表示があるものです。
小さなバス停の場合、券売機が無いことがほとんどなので、あらかじめパリに到着した直後(シャルル・ド・ゴール空港や、パリ北駅の券売機)で買っておくことをおすすめします。
言語を選択

最初に言語を選びます。
日本語は無いため、英語を選択します。
チケットの種類を選択します

チケットの種類を選択します
一番上の「チケット T+(チケプリュスの意味)」を選んでください。1枚だけ買う場合も、10枚綴り(カルネと呼びます)を買う場合もこちらを選択します。
大人の場合「Full Fare(通常料金)」を選択

4~10才の子供チケットを買うときは、「Reduced Fare」を選択してください。*4才以下は無料です。
通常料金か割引料金でチケットを購入するのかを聞かれるため、子供用チケットの購入以外は「Full Fare(通常料金)」を選択してください。
枚数を選択

上の数字列が1回券、下の数字列が回数券(10枚綴り)です
次に購入枚数を選択します。画面上半分に並んでいる数字は1回券の購入枚数、下の数字は10回券の購入枚数(実際は10枚、20枚…となることに注意)です。
チケットは有効期限無しで他人とシェアできるため、パリに数人で滞在するなら、最初は10枚綴りの回数券を買うことをおすすめします。メトロもバスも、使いこなせばかなり時間短縮になりますよ。
購入内容、金額を確認する

Validateは「確定」の意味
表示された金額に問題がなければ「Validate(確定)」を押してください。
支払う

JCBクレジットカードや日本のデビットカードは利用できないので注意してください。
最後に、クレジットカードや現金で支払います。最近はクレジットカードのみを受け付ける券売機も増えてきました。クレジットカードは、VISAまたはマスターカードが利用できます。
発券されたチケットを取る

10枚綴りのカルネを購入しました。
以上です!
最後に、券売機周辺での犯罪事情
- 券売機周辺では、スリが多発しています。荷物は不用意に目の届かないところに置かないようにしましょう。
- 券売機の使い方に戸惑っていると、親切に一緒に説明しながら購入まで教えてくれる人がいます。それは親切ではなく、後から「教えてやったんだから」とお金を要求する詐欺です。
- 券売機の操作中、背後にいる人が真後ろに近づいてきたら、もしかしてあなたのクレジットカードの暗証番号を覗き見しようとしているかもしれません。カードの暗証番号は見られないように入力するだけでなく、怪しいと確信したら、購入をキャンセルしてその場を立ち去ることも考えてください。
- 「チケットを沢山買ったけど、パリを出ることになったから、代わりに安く残りのチケットを買わないか?」と偽のチケットを売りつけられる詐欺もあります。