ダ・ヴィンチ・コードを読めばもっと楽しい

サン・シュルピス教会

Église Saint-Sulpice
サン・シュルピス教会への行き方、入場可能時間、周辺おすすめスポット
Points
  1. ダ・ヴィンチ・コードに登場し一躍有名になった教会
  2. ベルサイユ宮殿や凱旋門の設計者たちによって作られたネオクラシック様式
  3. ドラクロワのフレスコ画「ヤコブと天使の戦い」が見られる
サン・シュルピス教会は、ノートルダム大聖堂に続くパリで2番目に大きな教会です。「ダ・ヴィンチ・コードに出てきた教会」として有名ですが、かつてはユゴーの結婚式や、ボードレールやマルキ・ド・サドの洗礼など、フランスを代表する著名人たちの宗教儀式もここで行われてきました。

もともとエジプトの女神イシスを祀る古代の寺院の跡に建てられたもので、教会内にはオベリスクと呼ばれる神殿に祀られるための白い塔があります。

さらに、オベリスクと並んで有名教会の床を不思議な角度で横切る「子午線」と呼ばれる真鍮の線。これは、「グノモン」と呼ばれる古代の日時計の一種であり、正確に南北方向を示しています。

南側の窓から線上へ差し込む太陽の光が毎日少しずつ位置を変えることで、夏至から冬至までの時の経過を表します。そのため、よく近づいてみると、線に目盛りが刻み込まれています。

子午線はオベリスクに到達したところで90度向きを変え、オベリスクの表面を伸び続け、先端部分で終わります。古代の知恵をこの目で見ようと、世界中から科学者や歴史学者が訪れる有名な場所です。

Access

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Information

時間と料金
オープン時間

7:30 ~ 19:00

開館日

休業日
なし

入場料

入場料
無料

おすすめ情報

ダ・ヴィンチ・コードで有名になったけど…

サン・シュルピス教会は、フランスの中でも歴史ある教会でしたが、その名を一躍世界中に有名にしたのは、小説から映画にもなった「ダ・ヴィンチ・コード」です。

ダ・ヴィンチ・コードの物語の中では、教会内の真鍮の子午線が「ローズライン」と呼ばれ、謎を解く重要な手がかりとなっています。物語前半での、ルーブル美術館と並ぶもっとも緊迫した場面の一つです。

そのため、ダ・ヴィンチ・コード公開後は世界中から様々な人がこの場所を訪れるようになりました。

しかし教会は「この子午線がローズラインと呼ばれている事実は無い」と小説の記述に反対。今でも、ダ・ヴィンチ・コードの内容を信じて訪れる人が後を絶たないため、教会内に正式に張り紙を貼るほどです。

ダ・ヴィンチ・コードで取り上げられたサン・シュルピス教会について

本作でのサン・シュルピス教会の扱いはひどいです。(ここからネタバレになりますので、未読の方はご注意ください)秘密を守る修道女は殺され、教会の一部は破壊される。おまけに、その秘密はもともと存在しない完全なフィクションから成り立っているため、教会としては「自分たちの教義や信仰とは全く異なる理由で、世界中から人が押し寄せてくるのは困る」とコメントしています。

すがその一方で、ダ・ヴィンチ・コード著者のダン・ブラウンは、「この小説は全て事実に基づいている」と前書きに堂々と書いています。そのため、サン・シュルピス教会のコメントまで「もしかして、本当に秘密を隠そうとしているのではないか?」と疑われてしまう事態になっているのです。

サン・シュルピス教会は美術作品も豊富

サン・シュルピス教会では、子午線やオベリスク以外にも、数々の有名な芸術作品を見ることができます。 1856年に描かれたドラクロワのフレスコ画『天使とヤコブの闘い』や『悪魔を撃つ大天使ミカエル』、そして教会前にある広場にはヴィスコンティの『4人の枢機卿の噴水』があります。

フランスの美術、歴史を楽しみながら学べる

このようにダ・ヴィンチ・コードの記述には賛否両論ありますが、第1級のエンターテインメントであることは間違いありませんし、パリの有名観光名所の地理感や雰囲気、そして美術品の数々を知るのには絶好の入門書となっています。フランス旅行を計画しているけど、まだ読んだことがない…という方には一読をおすすめします。

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この記事を書いた人

プランスプラス編集部

フランスの観光名所をわかりやすく紹介する「フランスプラス」の編集部。フランス在住、大学留学経験がありフランスに精通したスタッフが、初めてのフランス旅行で使える見どころや楽しみ方をご紹介しています。

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