メトロに乗ればどこでも行ける!

パリのメトロ(地下鉄)完全ガイド

Paris Metro Guide
パリのメトロ乗り方、チケットの買い方ガイド

パリのメトロ(地下鉄)について

パリ・メトロについてパリはメトロ(地下鉄)、RER(高速鉄道)、バス、トラムの各交通手段が発達しているので、個人でパリを観光するのに移動に困ることはありません。その中でも最も利用するのが、パリ市内を網の目にように運行するメトロ。全部で14の路線があり、1から14号線の数字がつけられています。メトロを使えば、パリ市内のほとんどの観光地に簡単に行くことができ、またパリ北駅などの国際鉄道の発着駅にも乗り入れています。朝5時台から深夜0時台まで運行しており、メトロの駅からのRER駅やバスへの乗り換えも簡単です。

パリのメトロ1号線について
パリ中心部を東西に横断する一番便利な路線。凱旋門、シャンゼリゼ大通り、コンコルド広場ルーブル美術館、バスティーユなどの主要観光名所を網羅します。一番乗車人数の多い路線です。(全駅一覧と乗換ガイド)
パリのメトロ2号線について
パリ北部(右岸)を半円を描くように走る路線。モンマルトルの丘、凱旋門への最寄駅があるほか、パリ北駅とも連絡通路で結ばれています。(全駅一覧と乗換ガイド
パリのメトロ3号線について
パリ北部(右岸)を東西に走る路線。ガルニエ宮(オペラ座)、レピュブリック広場を通過します。(全駅一覧と乗換ガイド)
パリのメトロ3bis号線について
3bis(3ビス)線はもともと3号線だったが分離した路線(bisは「第2の」という意味)。パリの東端で11号線と3号線をつなげる。観光ではほとんど利用しません。
パリのメトロ4号線について
パリの中心を北南に横断する観光に便利な路線。ノートルダム寺院があるシテ島に駅があるのは4号線のみ。他にも、サン・ジェルマン・デ・プレ教会、モンパルナス地区、パリ北駅に行く時に利用します。(全駅一覧と乗換ガイド
パリのメトロ5号線について
パリ東部を南北に横断。鉄道駅(SNCF)の東駅、北駅、モンパルナス駅に発着するため、鉄道でフランス地方または国外からパリに来た時によく利用します。(全駅一覧と乗換ガイド
パリのメトロ6号線について
パリ南部(左岸)を半円状に回る路線。凱旋門が始発駅で、ここからエッフェル塔、モンパルナス駅、イタリア街を通過します。(全駅一覧と乗換ガイド
パリのメトロ7号線について
パリ中心部を南北に横断する路線。 オペラ広場(ガルニエ宮)パレ・ロワイヤル(王宮)ルーブル美術館など有名観光名所への最寄駅が多く、滞在中はよく利用します。(全駅一覧と乗換ガイド
パリのメトロ7bis号線について
7bis(7ビス)はもともと7号線だったものが分離したもの。パリ北東部の一部のみ運行しているため、観光で使うことはあまりありません。(全駅一覧と乗換ガイド
パリのメトロ8号線について
パリ中心部を走る観光に便利な路線。オペラ座(ガルニエ宮)マドレーヌ寺院コンコルド広場、バスティーユ地区などを通過します。(全駅一覧と乗換ガイド
パリのメトロ9号線について
パリ市内を東西に結ぶ。レピュブリック広場を通過します。(全駅一覧と乗換ガイド
パリのメトロ10号線について
パリ南部を東西に横断。奇跡のメダル教会サン・ジェルマン・デ・プレ教会、ソルボンヌ大学エリアに行くのに便利。(全駅一覧と乗換ガイド
パリのメトロ11号線について
パリ中心部のシャトレ駅から北東に向かって伸びる短い路線。パリ市庁舎ポンピドゥー・センターレピュブリック広場に行くのに便利。(全駅一覧と乗換ガイド
パリのメトロ12号線について
パリ中心部を南北に横断。モンマルトルの丘と寺院マドレーヌ寺院コンコルド広場サンジェルマンデプレ教会、モンパルナス地区を通過します。(全駅一覧と乗換ガイド
パリのメトロ13号線について
パリ中心部を南北に横断。シャンゼリゼ大通り、アンヴァリッド(ナポレオンの墓)、モンパルナス駅を通過します。(全駅一覧と乗換ガイド
パリのメトロ14号線について
パリ中心部のみを走る短い路線。国鉄のリヨン駅およびサン・ラザール駅、パリ市庁舎、マドレーヌ寺院などを通過します。(全駅一覧と乗換ガイド
パリの地下鉄路線図(クリックすると大きいサイズをダウンロードします)

パリの地下鉄路線図

路線図のシールは工事中のしるし
老朽化が進むパリのメトロは、駅ごとに閉鎖して長期間の改装工事を進めている場合があります。車内や駅の路線図を見て、駅名の上にシールが貼られているたら、その駅は工事のために停車しないか、または乗り換えが出来ない線があることを示します。
パリの駅にあるRERやMのサインたち。このページでは、『M』=メトロ(地下鉄)について解説しています。

パリの駅にあるRERやMのサインたち。このページでは、『M』=メトロ(地下鉄)について解説しています。

乗車券の種類と買い方

パリ市内の乗車券は、メトロ・RER(高速鉄道)・バス・トラム共通の1回券や回数券のほか、美術館の無料割引がつくパスや、国鉄の近郊線まで含めた1日乗り放題など様々なタイプがあります。

主なパリの乗車券の種類を下記にまとめました。

名前 説明 料金
Billet(ビエ)またはTicket+(ティケプリュス) 1回券。90分以内であれば、メトロ・RER間の乗り継ぎ、もしくはバス・RER間での乗り継ぎが可能。 1.9ユーロ
Carnet(カルネ)またはTicket+(ティケプリュス) 上の1回券が10枚綴りとなった回数券。有効期限はないため、複数日での利用や、グループで利用するときに便利。 14.5ユーロ
Mobilis(モビリス) メトロや国鉄の近郊線などの交通機関が乗り放題になる1日乗車券。料金はゾーン(利用エリア)によって異なる。26際以下で土日利用ならば下記のディケ・ジュンヌのほうがお得 ゾーン1~2の場合、7.3ユーロ
パリ・ヴィジット(Paris Visite) 観光客向けの乗車券+観光バスのパス。主要交通機関がすべて乗り放題になる。料金は利用日数によって異なる 1日利用の場合、11.65ユーロ
ナヴィゴ・デグヴェルトゥ
(Navigo Decouvetre)
1週間以上の滞在者向け磁気カード。1週間用と1花月用があり、日本のSuicaと同じように使う。作成には別途5ユーロと写真が必要。 1週間の場合、22ユーロ
ディケ・ジュンヌ・ウィークエンド(Ticket Jeunes Weekend) 26歳以下で土日祝日に利用できる特別な1日乗車券。一般の1日乗車券より安い。料金はゾーン(利用エリア)によって異なる ゾーン1~3の場合、4ユーロ

2~3日のパリ観光。どのチケットを買えばいいの?

基本的には、使いたい分だけTicket+(ティケプリュス)の1回券や回数券を購入するのがおすすめです。特に回数券(10枚綴り)は、2日間以上滞在する場合や、グループでシェアするなら効果的に使えます。有効期限がないため、使い切れなくても次回のパリ旅行まで取っておくことも可能です。

観光名所を多く見る予定で、1日5回以上地下鉄に乗る場合や、回数券の残りを気にせず自由に動きたい方には、1日乗車券(パリ市内7.3ユーロ)の購入がおすすめです。1日乗車券があれば、ちょっとした移動でも気軽に利用することができます。

Ticket+(ティケプリュス)の乗り換えに注意

最初に改札に入場してから90分以内であれば、メトロとRER間、バスとトラム間の乗り換えが自由なTicket+ですが、メトロとRERは一度改札の外に出てしまうと無効となってしまいます。そのため、乗り換えは必ず改札内で行ってください。乗り換える駅のホームに降りたら、「CORRESPONDANCE(乗り換え)」と書かれた案内に沿って進みます。

メトロの乗り方

メトロの乗り方は、日本の電車や地下鉄と似ていますが、最後に乗車券の回収が無いところなど、一部異なるところがあります。メトロの乗り方を下記で説明します。

改札から入場

チケットを改札機に通して入場します。改札機には、日本と同じようにチケットを入れるとゲートが開く自動改札タイプや、チケットを入れた後で自分でレバーを押して進む手動タイプがあります。どちらの場合でも、チケットは出てくるため回収します。チケットはこの後は使いませんが、念のために目的地に着くまでは必ず保管してください。

自分が乗る列車のホームを探す

自分の乗る号線(1~14の番号)と最終駅の書かれたホームに進みます。日本のように駅に路線図や全停車駅の案内があるところは少ないため、自分の行きたい方向の最終駅はあらかじめ事前にチェックしておいてください。下記は、ルーブル美術館から凱旋門メトロ1号線で向かう時の例です。

How to
  1. ルーブル美術館から凱旋門に行くのに最も便利なのは、直通で行けるメトロ1号線です
  2. メトロ1号線でルーブル美術館から凱旋門方向に向かうと、最終駅はLa Défense – Grande Arche(ラ・デファンス=グランダルシュ)駅になります
  3. 1号線、La Défense – Grande Arche行きのホームで電車を待ちます

列車に乗る・降りる

扉のドアは手動で開けるものが主流です。扉に付いているレバーを下から上にあげるタイプと、緑のボタンを押して開けるタイプがあります。車内アナウンスは有名なターミナル駅以外は非常に少ないため、今どのあたりを通過しているのかを停車駅などで常に確認する必要があります。

目的の駅に着いたら、上記と同じ方法でドアを開けて降ります。運転中はドアはロックされており、停車する直前でロックが解除される仕組みです。

外に出る・他の路線に乗り換える

外に出る場合は、「Sortie(出口)」のサインに沿って進みます。出るときは改札が無いことが多く、切符の回収もありません。

乗り換えるときは、ホームに降りた後で「Correspondance(乗換)」のサインに沿って進みます。日本の駅と同様、乗りたい路線番号を探し、目的地までの方向の終点駅名が書かれたホームで次の電車を待ちます。

メトロの治安について

治安の面では、まだまだ日本とは違うパリのメトロ。特に、海外からの旅行者は現金を多く持っている、盗まれても(滞在期間が短いので)警察に届けにくいという面から、ターゲットとして狙われやすいのも事実です。

そこで、現地滞在者が多いフランスプラス編集部が特に気をつけているポイントをまとめました。

バッグは手に持ち、体の前に持つ

スリに合わない一番効果的な方法は、バッグを自分の目の前に持つこと。ショルダーバッグならバッグ部分を体の前部分で手に持ち、リュックなら後ろから前に荷物が来るようにかけてください。

ショルダーバッグで被害が多いのが、バッグの肩紐をナイフで切られて持ち逃げされるタイプ。特に布製の細い肩紐は格好のターゲットになります。そのため、バッグの本体部分は必ず手に持ち、自分の目が届く前側に持ってください。

財布を出さない、バッグから見えないようにする

友達におごってもらったので、忘れないうちに電車の中でお金を返す、というケースにも要注意。現金を見せるのが危険なだけでなく、スリが一番狙っている財布を見せるのは「この財布を狙ってください」と言っているも同じ。財布は必要時以外は人前で見せないだけでなく、バッグもトートバッグなどの上から中身が覗けるものではなく、ジッパー付きで閉じられるバッグにしてください。

早朝・深夜はメトロを使わない

朝5時台から夜24時台まで運行しているメトロですが、人気の無い深夜・早朝はスリや強盗の被害も多いため、使わないことをおすすめします。特に23時以降なら、メトロ車内だけでなく駅周辺の治安も悪くなるため、できるだけ出歩かないこと。パリの夜景やナイトショーが見たい場合は、必ず送迎付きのプランがあるため、ホテルが賑やかな大通りなどにない方は必ず送迎を頼んでください。

席が空いているなら座る

スリが観光客を狙うのは、混んでいる車内で立っている時。見えないのをいいことに、かなり遠方から手を伸ばして人の隙間から財布を取るというケースも多いです。特に混んでいるときは、ちょっとくらいバッグが揺れても「誰かにぶつかったのかな」で済ませてしまいますが、それを利用して集団で取り囲む悪徳グループも存在します。メトロの席が空いていたら、できるだけ座るようにしてください。

メトロ1号線は要注意

ルーブル美術館コンコルド広場、シャンゼリゼ通り、凱旋門、などへの最寄り駅が並ぶ1号線は、もっとも観光客が利用する路線として有名です。そのため、スリもこの路線を多く狙います。目的地を探して気を取られている間や、焦って乗り降りするときが特に狙われやすいです。どうしても混み合う路線のため、1号線では特に周りの人の挙動に気をつけてください。

券売機周辺での詐欺の手口

券売機周辺では、スリや置き引きだけでなく、言葉巧みにお金を出させようとする別の手口が存在します。一番多いのが、券売機に慣れていない旅行者を狙った「教えてあげる詐欺」。券売機の画面で迷っていると、「あ、私が助けますね」と勝手にボタンを押して発見してくれます。これだけならただのお節介な人ですが、この後で必ず「教えてあげたからお金をちょうだい」と言ってきます。親切を断れない人の心理につけこむ手口ですが、はっきりと「No」という事も大事です(お金目当てと悟られないよう、スーツ姿のいかにも紳士然とした人がこの手口を使っています)。

また、券売機周辺には、観光客を装い、「間違えてチケットを買っちゃった。もう使わないから、よかったら半額で買ってくれない?」と言ってくる人もいます。このようなチケットはもちろん期限切れのものですが、こちらに確認する隙を与えないよう急いでいる感じを出すのも彼らの手口です。

この記事を書いた人

プランスプラス編集部

フランスの観光名所をわかりやすく紹介する「フランスプラス」の編集部。現地在住、大学留学経験がありフランスに精通したスタッフが、初めてのフランス旅行で使える見どころや楽しみ方をご紹介しています。

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